『東島丹三郎は仮面ライダーになりたい』漫画のネタバレ・あらすじを徹底解説

※この記事には『東島丹三郎は仮面ライダーになりたい』の 重要なネタバレが含まれます。未読の方はご注意のうえ、お読みください。

「気になるけれど、じっくり読む時間がない」そんな方のために、漫画『東島丹三郎は仮面ライダーになりたい』のストーリー全体と重要な情報を、コンパクトに整理しました。

本記事では、物語の主要な展開や登場キャラクター、敵組織ショッカーの背景など、知っておきたいポイントをネタバレを交えてわかりやすくまとめています。

これから読む方にも、読後に内容を整理したい方にも役立つ内容です。

この記事を読むことで、物語の理解が深まり、作品に対する納得感を持って楽しむことができるようになります。

本記事は情報量が多いため、気になるところからお読みいただけるよう、目次を設けています。
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東島丹三郎は仮面ライダーになりたい 1～16巻ネタバレあらすじ

01巻 表紙 東島丹三郎

初登場
東島丹三郎、岡田ユリ子、中尾八郎、アサノ、ショッカー戦闘員、蜘蛛男、島村三葉、ユカリス

40歳の東島丹三郎は、仮面ライダーになる夢を追い続けていました。

ある日、縁日で“ショッカー強盗”を撃退したことで話題になります。

これに憤慨した高校教師の岡田ユリコ（タックル）も強盗を倒し、二人の運命が交差。

やがて彼らは本物のショッカー戦闘員と怪人・蜘蛛男に遭遇し、ショッカーの脅威を訴える島村三葉や、謎の女戦闘員ユカリスも登場。

物語は「ごっこ遊び」から、命の保証がない「本物の戦い」へと、読者の予想を超える速度で変貌を遂げます。

02巻 表紙 岡田ユリコ(タックル)

初登場
島村一葉

島村三葉から、子供の頃に本物のショッカーと遭遇していた過去が明かされます。

さらに彼の兄・一葉が登場し、祖父母がショッカーに殺されたという衝撃の事実を告白。

兄弟は仮面ライダーの誇りをかけて激突します。

三葉への愛によって女戦闘員ユカリスの洗脳が解け、彼女はショッカーを裏切り仲間に。

丹三郎の渾身のライダーパンチが蜘蛛男を退かせ、ライダー組の戦いは新たな局面を迎えます。

03巻 表紙 島村一葉

初登場

島村二葉

島村兄弟の長女・二葉が登場。彼女が経営する居酒屋で、兄・一葉に対する壮絶な憎悪が語られ、島村家の複雑な過去が明らかになります。

物語はショッカー強盗のリーダーだったヤクザ・中尾八郎の視点へ。

彼はある取引現場で、用心棒として現れた蜘蛛男（人間名：雲田）に殺されます。

ショッカーに憧れを抱いていた中尾は、死の淵で蜘蛛男に「ショッカーにしてくれ」と懇願し、改造されて戦闘員となりました。

04巻 表紙 島村三葉

本格的なショッカーとの戦いを前に、一葉の提案で「ライダー組最強決定トーナメント」が開幕します。

各自が特訓に励む中、丹三郎はかつて引き分けた熊に勝利するほどの成長を見せました。

トーナメント1回戦、丹三郎はユカリスをワンパンで下し、三葉は死闘の末に兄・一葉を撃破。

事実上の決勝戦ともいえる丹三郎対ユリコ（タックル）の試合が始まります。

丹三郎の豪打を紙一重でかわし続けるユリコとの、息詰まる攻防が繰り広げられました。

05巻 表紙 ユカリス

初登場 サンダーライコ、蝙蝠男

ライダー最強決定トーナメントは佳境へ。

丹三郎とユリコの激闘は、ユリコの必殺技「新電波投げ」によって丹三郎がKOされるという衝撃の結末を迎えます。

決勝戦はユリコ対三葉となり、関節技の応酬となる泥臭い戦いの末、信念の差でユリコが勝利し最強の座につきました。

その裏では、新たな幹部怪人・蝙蝠男と、その配下で裏切り者を狩るサンダー・ライコが登場。

ショッカーの新たな脅威が迫ります。

06巻 表紙 虎師匠(トラマスター)

初登場 虎師匠 (トラマスター)

巻末の書き下ろしおまけ漫画に、エアマスターの坂本ジュリエッタと佐伯四郎が登場。

島村兄妹の因縁の喧嘩が勃発。

二葉は、兄を殺すために謎の格闘家「虎師匠（トラマスター）」のもとで過酷な修行を積んだ過去を告白します。

二葉の驚異的な空中殺法に一葉は追い詰められますが、最後は“V3としての信念”で上回り勝利。

この戦いを通じて、虎師匠の謎めいた過去も断片的に語られます。

その後、二葉は蜘蛛男と遭遇し、命からがら逃げ出すという危機的状況に陥りました。

虎師匠の正体や“なぜ仮面をつけているのか”といった背景については、以下の記事で詳しく考察しています。
👉 虎師匠（トラマスター）の正体はこちら
📘この巻のエピソード、アニメで見られる？
『東島丹三郎は仮面ライダーになりたい｜アニメは原作漫画のどこまで？』で、進行ペースから放送範囲を予測しています。
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07巻 表紙 ショッカー戦闘員に変身した中尾八郎

ショッカー戦闘員軍団が、中尾たちが隠れ住む丹三郎の部屋を強襲。

丹三郎はライコを撃破し、一行は一葉の家に逃げ込みます。

そこで丹三郎・一葉・中尾の3人による合同特訓が開始されました。

仲間同士で本気の戦闘を繰り返す中で、中尾も特訓の成果を発揮しライコに勝利。

ライコが蝙蝠男によって最強の怪人候補として育成されている計画も明らかになり、彼女もまたライダー組の特訓に参加し、さらなるパワーアップを遂げます。

08巻 表紙 人間形態で牙だけ出している雲田 (蜘蛛男)

ライダー組の特訓が終わり、ついに蝙蝠男との決戦が始まります。

丹三郎たちは、蝙蝠男が開いたショッカー勧誘集会に潜入。

人間の姿でも中尾を圧倒する蝙蝠男に対し、丹三郎・一葉・三葉の3人がかりでなんとか互角に渡り合います。

死闘の中、倒された丹三郎は高校時代の記憶を思い出し覚醒。

戦況は一変し、丹三郎はビルの屋上から放つ渾身のライダーキックで蝙蝠男を地面に叩きつけました。

09巻 表紙 変身前の人間時の蝙蝠男

初登場 瀬田セナ、八極八郎

ライダーキックで倒されたかと思われた蝙蝠男は、乱入した蜘蛛男見て激昂。

再び丹三郎との一騎打ちとなり、最後は渾身のライダーパンチが顔面に炸裂し、ついに決着しました。

戦いの後、丹三郎はショッカーに追われる少年を助けますが、その少年は母親違いの弟・夢三郎であることが発覚。

怪人サイドでは、元アイドルの瀬田セナと蜘蛛男（雲田）、そしてセナの元恋人である謎の格闘家・八極八郎が出会い物語が動き出します。

10巻 表紙 八極八郎

物語は、謎の格闘家・八極八郎の過去に焦点を当てます。

彼がいかにしてラーメン作りの達人になったのか、そして瀬田セナと出会った経緯が描かれました。

八極八郎と蜘蛛男（雲田）の戦闘が勃発。八極拳の圧倒的な実力差で、雲田は為す術なく打ちのめされます。

中尾と夢三郎はユリコの勤める高校を訪れていましたが、そこにユカリスやライコ、そしてタックルも現れ、事態は混戦模様となっていきました。

八極八郎がどういった立ち位置のキャラなのか、登場後に気になった方はこちらも参考にしてみてください。
👉 八極八郎の正体はこちら

11巻 表紙 サンダーライコ戦闘員バージョン

初登場 皿田 (サラセニア)

冒頭、ユリコ（タックル）とサンダーライコの戦いが描かれ、ユリコが新電波投げで勝利を収めます。

平和は束の間、ユリコの同僚教師・皿田がショッカーの怪人サラセニアンとしての正体を現しました。

彼は開発した食人植物を巨大化させ高校中にばら撒き、多くの犠牲者を出します。

タックルの正体を知るサラセニアンとの絶望的な戦いが始まり、丹三郎や一葉も生徒を救うために駆けつけます。

12巻 表紙 サラセニアン

サラセニアンに捕らえられたタックルは絶体絶命のピンチに。

丹三郎・一葉・中尾の活躍で救い出され、戦いは校庭での総力戦へともつれ込みます。

最後はタックルのドロップキックからライコの連続プロレス技が決まり勝利。

戦いの後、ユリコと刑事が皿田の住んでいたマンションを訪れますが、そこはショッカー戦闘員の巣窟でした。

ユリコは、無数の戦闘員をなぎ倒しながらマンションを脱出。

13巻 表紙 東島丹三郎

丹三郎たちは、偶然出くわしたショッカー戦闘員の勧誘集会で雲田（蜘蛛男）と再会し、戦闘になります。

丹三郎は雲田をワンパンで倒しますが、自身も「気」を使った攻撃で深いダメージを負っていました。

後日、丹三郎の家でのたこ焼きパーティーに、二葉と虎師匠（トラマスター）も参加。

二葉の決意を受け、虎師匠とライダー組が手合わせをしますが、変身前の4人がかりでも全く歯が立たないという圧倒的な実力差を見せつけられます。

14巻 表紙 岡田ユリコ

初登場 蜂女

虎師匠との特訓で圧倒される丹三郎たち。

物語はまさかの「女子プロレス編」に突入します。

ユリコとライコが知り合いのタイトルマッチを観戦していると、チャンピオンチームの一人がショッカーとして登場。

すぐさまタックルに変身したユリコがリングに乱入し、さらに新たな怪人・蜂女も正体を現します。

そこにライコも加わり、リング上はタックル、元戦闘員、怪人が入り乱れるカオスな戦場と化しました。

15巻 表紙 蜂女

女子プロレス編はクライマックスへ。

蜂女とサンダーライコの戦いは、ライコがプロレス技を駆使して攻勢を仕掛け翻弄。

ヒールチームが見事勝利を収めます。

ユリコは虎師匠（トラマスター）との特訓に合流。他の4人が相手にならなかった虎師匠（トラマスター）に対し、ユリコは攻撃を躱して一撃を入れるなど善戦し、その才能を見せつけます。

プロレス道場が蝙蝠男に強襲され、ライコが応戦。

そこに蜂女も乱入し、空中を飛べる者同士の壮絶な戦いが街中で始まります。

16巻 表紙 島村三葉

蜂女の提案で、当初はスパーリングとして始まった「蜂女VS蝙蝠男」の戦いは、街を巻き込み建物を破壊しながらの、壮絶な怪人同士の死闘へと発展します。

その戦いの場に、蜘蛛男とサラセニアンも駆けつけ、なんと途中から参戦。

三葉も新たなアタッチメント「パワーアーム」を手に入れ、ショッカーだらけの街からの脱出を図ります。

怪人内部での強さへの探求と衝突が激化し、物語が大きく動く転換点の巻です。

物語の核心へ：登場人物・ショッカー・そして本当のテーマを徹底解剖

『東島丹三郎は仮面ライダーになりたい』の核心は、一見すると「ごっこ遊び」にしか見えない行動を、登場人物たちが命がけで続ける、その“本気”の生き様にあります。

このセクションでは、まず各キャラクターが胸に秘める熱い想いに迫ります。

次に、彼らが対峙する敵組織「ショッカー」の恐るべき実態を解説。

そして最後に、この物語が本当に伝えたい核心的なテーマ、つまり丹三郎が“仮面ライダー”である理由まで、作品の魂へと迫っていきます。

誰もが“本気で”仮面ライダーになりたい、憧れが現実を動かす物語

この物語に登場するキャラクターたちは、年齢も背景も、憧れるライダーもバラバラです。

しかし、彼らの魂はただ一つの想いを共有しています。「仮面ライダーとして、悪と戦う」その、燃え盛るような“本気”の想いです。

主人公の丹三郎、教師のユリコ、そして一葉は、「ショッカーを討つ仮面ライダーになる」という一点で揺るぎない覚悟を固めています。

当初は兄たちの行動に戸惑っていた常識人の三葉もまた、大切な人を守るために戦う覚悟を決めます。

そして元ヤクザの中尾も、彼が愛するショッカー戦闘員として自らの意志で戦うことを選んだ「本気」の男なのです。

憧れ、守りたいという願い、そして人間としての尊厳。動機は違えど、全員が命がけで戦うその“本気”こそが、読者の魂を震わせる最大の魅力なのです。

キャラクターたちの実力や成長の位置づけについては、比較記事も参考になります。
👉 最強キャラは誰？登場人物の強さランキング

キャラたちの裏側と転機、ここまでに明かされた人物ネタバレ

物語が進むごとに、キャラたちの過去や関係が次第に明かされていきます。

丹三郎の父・権三郎はショッカーからの借金で殺されていて、ショッカーの施設から逃げ出してきた母違いの弟・夢三郎 (8歳) と暮らすようになります。

ユリコはサラセニアン戦で失禁、東島・浅野・一葉に告白されるも全員をフるという芯の強さを見せます。

三葉は常識人ながらもライダーマンに憧れ、パワーアームを装着して戦闘力を向上。

中尾はサンダーライコに告白するも失恋しますが、サンダーライコ自身はプロレスへの愛でショッカーの洗脳を打ち破ります。

ユカリスの胸の大きさはB98で岡田ユリコより1cm大きい巨乳です。

虎師匠（トラマスター）が好きな二葉の恋心も描かれます。

それぞれの譲れない想いが、物語に人間らしい深みを与えているのです。

これまでに判明したショッカーの全貌【ネタバレまとめ】

世界征服を掲げるショッカーは、単なる悪の秘密結社ではありません。

ショッカーの構成員は男性戦闘員・女性戦闘員のほか、蜘蛛男・蝙蝠男・サラセニアン・蜂女といった4体の怪人が登場しています。、

首領や幹部はあられず、組織の構造などわかっていません。

彼らは数時間で人間を改造する技術を持ち、警察内部にまで静かに侵食する、リアルな脅威として描かれます。

戦闘員はテレパシーで連携し、怪人の絶対的な命令に従う統率された軍隊です。

その鉄の支配体制にこそ、最大の弱点が内包されています。

それは、ユカリスの恋心やライコのプロレス愛が証明したように、「愛」や「熱」といった人間らしい感情です。

ショッカーにとって非合理な“想い”こそが、彼らの支配を打ち破る唯一の鍵なのです。

戦闘員の描かれ方や背景に関心のある方には、関連テーマを扱った記事もおすすめです。
👉 ショッカー戦闘員の洗脳が解ける条件は？

物語の核心：丹三郎が“仮面ライダー”である理由

この物語の根幹は、『仮面ライダーになりたい』という想いが、いかにして現実の脅威と渡り合う力となるか」を描く点にあります。

「仮面ライダーになりたい」という丹三郎の純粋すぎる願いは、恐怖を乗り越える精神力となり、肉体の限界を超えて立ち上がる原動力へと変わっていきます。

鉄壁に見えたショッカー戦闘員への精神支配（洗脳）が、皮肉にも「愛」という非合理な人間の感情によって打ち破られていったように、丹三郎の常軌を逸した「仮面ライダーになりたい」という強烈な“想い”こそが、彼を本物の仮面ライダーへと変えていくのです。

特別な変身能力や力ではなく、その“生き様”そのもので「仮面ライダーであること」を証明していく姿。

それこそが、この物語が我々に突きつける最も重要なメッセージなのです。

あらすじを読んで“面白そうか気になる”方には、作品の評価をまとめた記事もおすすめです。
👉 東島丹三郎は面白い？つまらない？評価の真相を解説

よくある質問

『東島丹三郎は仮面ライダーになりたい』はどんな話ですか？

40歳の主人公が“仮面ライダーになる”夢を本気で追い続け、やがて現実の脅威と戦う格闘バトル漫画です。ごっこ遊びから命がけの戦いへと発展していきます。

東島丹三郎の正体は何ですか？

東島丹三郎は“仮面ライダーになりたい”という夢を捨てられない中年男性で、鍛錬を続けながら、悪の組織との本物の戦いに巻き込まれていきます。

岡田ユリコは何歳ですか？

岡田ユリコは24歳で、ライダー側の中では最強クラスの実力を持つキャラクターです。タックルとして高い格闘スキルを誇り、重要な戦闘の多くで勝利を収めています。

アニメ化はされていますか？放送時期と制作スタジオは？

はい。2025年10月よりTVアニメが放送開始され、アニメーション制作はLIDENFILMS（ライデンフィルム）が担当しています。

『東島丹三郎は仮面ライダーになりたい』漫画のネタバレ・あらすじを徹底紹介まとめ

『東島丹三郎は仮面ライダーになりたい』1〜16巻では、仮面ライダーを目指す登場人物たちが命懸けの戦いを繰り広げる姿が描かれています。

憧れを本気で追い続ける者たちの物語『東島丹三郎は仮面ライダーになりたい』。

ぜひ続きを読んで、その熱い生き様に触れてみてください。