楽しみにしていたワンパンマン3期。
でも見てみたら、なんだか違う…そんなモヤモヤを感じた方も多いのではないでしょうか。
第2期から制作会社が変わり、その影響が第3期でも続いています。
作画のクオリティや演出のテンポなど、いま話題になっている“ひどい”という評価の理由を、具体的なシーンや視聴者の声からひも解いていきます。
この記事を読むと
- ワンパンマン3期がなぜ「ひどい」と言われているのかがわかります
- 第1期・第2期との違いや、制作会社の変更点が整理できます
- 作画や演出の問題点を具体例と一緒に理解できます
- 否定的な意見だけでなく、擁護の声や背景事情も知ることができます
- これからも見るべきか、判断するヒントが得られます
「なんとなく感じていた違和感の理由」がわかり、作品を見る目が少し広がるきっかけになるはずです。
なぜここまで酷評?ワンパンマン3期が「ひどい」と言われる納得の理由4選
2025年10月にスタートした『ワンパンマン』第3期。
期待していたファンも多い中、放送が始まるとネット上には「ひどい」「がっかりした」といった声が次々にあふれました。
ここまでの酷評を受けているのか。多くの視聴者が違和感を抱いた4つのポイントから、その理由をひとつずつ見ていきましょう。

ワンパンマン3期はどうしてここまで「ひどい」と言われてるんですか?



主な理由は、作画・演出・音響など複数の面で視聴者が違和感を覚えたためです。1期とのクオリティの落差や、制作会社の変更なども影響しています。以下で詳しく見ていきましょう。
まるで紙芝居?ファンをがっかりさせた作画崩壊の実態



作画が「紙芝居みたい」って本当ですか?どこがそんなにひどかったんでしょうか?



第3期の作画では動きや立体感が不足し、特にアクションシーンで平坦に感じるという声が多いです。第4話の鍋シーンでは40秒以上静止画が続き「紙芝居」と例えられました。金属の質感も薄く、全体的にのっぺりとした印象です。
「動きがない」「立体感がない」「迫力が伝わらない」第3期の作画を見たファンの多くが、こうした不満を口にしています。
とくにアクションシーンでは、キャラの動きが少なく、どこか平坦で、バトルの臨場感が感じられません。
第4話の“鍋シーン”はその象徴。冒頭約40秒の遠景静止画が続き、「紙芝居みたい」と話題になりました。
ジェノスの金属パーツの質感が薄く 、全体的にのっぺりした印象です。「これじゃワンパンマンじゃない」と感じた人が多かったのも無理はありません。
間が悪すぎて退屈?演出とテンポがもたらす違和感



演出のテンポが悪いって具体的にどういうところが問題なんですか?



遠景のまま会話が続いたり、動きが少ない場面が多く、視覚的な退屈さがあります。逆に会話テンポが早すぎる場面もあり、情報が頭に入らないという声も。ギャグの間の取り方にも違和感があり、全体としてリズムが不自然に感じられるようです。
演出のテンポも、第3期が「見づらい」と言われる大きな理由のひとつです。
たとえば、遠景カットでキャラが小さく映ったまま会話が続く場面、何の動きもないまま時間が流れる場面が多く、見ていて退屈に感じる人が少なくありません。
逆に、会話のテンポは早口気味で、情報が頭に入ってこないという声もあります。
ギャグシーンでは間の取り方が悪く、「ここ、笑うところ?」と戸惑う場面も。こうした演出のバランスの悪さが、作品全体の違和感につながっているようです。
音が浮いてる?BGMと効果音の違和感が没入感を壊す



音の演出もひどいって聞いたんですが、どんな違和感があるんですか?



BGMのつなぎが不自然でセリフと噛み合っていなかったり、効果音がチープに聞こえるなど、音響面でも不満の声が多く出ています。視覚的な違和感と合わさり、没入感が損なわれているようです。
作画やテンポに加えて、音の演出にも首をかしげる声が目立ちます。
BGMのつなぎ目がブツ切り、セリフに対して音が浮いて聞こえたりと、耳に引っかかるシーンが多いんですね。
「効果音が単調で安っぽい」「場面と音楽が合ってない」といった声もあり、物語に入り込めないという人が増えています。
とくに戦闘シーンでは、音の盛り上げが不十分で、「緊張感がない」「盛り上がらない」といった感想も多く見られました。
視覚と聴覚、どちらもかみ合っていない印象です。
制作会社が変わって何が起きた?1期との違いに迫る



制作会社が変わると、作品の雰囲気ってそんなに変わるんですか?



はい、アニメのクオリティや演出の方針は制作会社によって大きく異なります。ワンパンマンの1期はマッドハウス制作で高評価でしたが、2期以降はJ.C.STAFFが担当し、演出・作画ともに違和感を覚える視聴者が増えました。
ワンパンマンの1期は、マッドハウスというアニメ界でもトップレベルのスタジオが制作し、その作画と演出は「神がかっていた」と今でも語られています。
2期から制作はJ.C.STAFFに変更され、3期も同じ会社が担当。
その影響か、全体的な雰囲気やクオリティが大きく変わり、「別作品みたい」と感じたファンも多いようです。
特にアクションの迫力やキャラの描き込みには大きな差があり、1期と比べる声が絶えません。
「作画も演出も劣化した」と言われる背景には、こうした制作体制の変化があるのです。
批判だけじゃない!擁護の声と制作のウラ事情を読み解く



擁護の声もあるって聞きましたが、具体的にはどういう意見なんですか?



「1期が良すぎたから比較してしまう」「制作現場の事情も理解できる」といった冷静な見方をするファンもいます。作品への期待値と背景事情を理解することで、評価が変わったという声も見られます。
第3期には厳しい評価が多く寄せられていますが、「実はそこまで悪くない」と感じている人も少なくありません。
特に1期との比較が影響していると指摘する声や、制作の裏事情を知った上で評価を変えたという人もいます。
このセクションでは、擁護の声とともに、あまり知られていない背景にも目を向けてみましょう。
「1期が神すぎただけ」冷静なファンが語る納得の感想



「1期が神すぎただけ」ってどういう意味なんですか?



1期のクオリティが非常に高かったため、それを基準にしてしまうと後続のシーズンが見劣りしてしまうという意味です。3期単体で見れば楽しめるという声もあります。
「1期がすごすぎたから、3期が物足りなく感じるだけかも」そんな冷静な意見もちらほら見られます。
たしかに1期は、作画・演出・テンポが高く評価された、アニメファンの間でも伝説的な存在です。
あれを基準にすれば、どんな続編も見劣りしてしまいますよね。
それでも3期には、「テンポは悪いけど、ギャグはちゃんと笑えた」「ストーリー自体は面白い」といった前向きな声もあります。
批判だけが目立つ中で、バランスの取れた見方をするファンの存在も忘れてはいけません。
制作現場の悲鳴…予算やスケジュールが限界だった!?



制作側も大変だったって本当なんですか?



はい、3期の監督が事前に不安を表明した投稿や、予算・スケジュールの厳しさが指摘されています。制作環境の問題がクオリティに影響を与えたと考えられます。
放送前、3期の監督である永居慎平さんがX(旧Twitter)で「不安にさせてごめんなさい」と英語で長文投稿(日本語版も存在)コメントしたことが話題になりました。
実績が少ないフリーランス監督である彼が、注目作を任された背景には、限られた予算や短い制作期間といった制約があったと業界内で指摘されています。
その後、批判の声が相次ぎ、アカウントを鍵垢にした後、削除する事態にまで発展しました。
こうした状況を知ると、単純に「ひどい作品」と切り捨てるのは気が引けるという人も少なくありません。
現場の事情を知れば、少し違った見方ができるかもしれませんね。
切るか、見続けるか…迷うファンのリアルな本音



まだ見続けてる人もいるんですか?



はい、批判的な意見が多い中でも「原作が好き」「今後に期待している」といった理由で視聴を続けているファンもいます。今後の展開で評価が変わる可能性もあります。
「来週の戦闘シーンを見てから判断する」「もう少し様子を見るつもり」
そんな声がSNSでは多く見られます。すでに視聴をやめた人もいますが、「原作が好きだから続けたい」「まだ期待してる」というファンも一定数いるんです。
たしかに序盤は会話中心で地味な展開が続きましたが、これからバトルが本格化すれば、評価が変わる可能性も十分あります。
「最後まで見届けたい」と考えている人も多く、完全に見限るにはまだ早いのかもしれません。
issyによる『ワンパンマン』第3期の深層考察:「“ひどい”と感じた本当の理由」


第3期が「ひどい」と言われるのは、作画やテンポだけの問題じゃない。
1期からの長すぎる時間、そして2期で感じた物足りなさそれらを経て、ファンの中には“理想化されたワンパンマン像”が出来上がっていたんだよな。
そこに6年越しで登場した3期が、その記憶と噛み合わなかった。
それが「なんか違う」「期待外れかも」という評価につながってるわけだ。
実は2期の時点で、“満足感”はちょっと崩れてた
正直なところ、2期の時点で「うーん?」って思ってた人、結構いたんじゃないかな。
作画やテンポが1期と比べて地味になってたし、制作会社も変わってたから、どこか“違和感”があったはずなんだよ。
だからこそ、3期には「今度こそ1期のクオリティが戻ってくるかも!」って期待が自然と乗っかってた。
でも、そこでまた理想との差を見せられたから、反動で「ひどい!」って評価が強くなっちゃった可能性があるってワケ。
“長すぎた空白”が、記憶と今を分断した
つまり3期が叩かれてるのは、作品の中身だけじゃなくて、「長い年月」と「過去の記憶」が生み出したギャップのせいでもある。
2015年の1期、2019年の2期、そしてさらに6年経って2025年の3期。
時間が空きすぎたことで、「思い出の中の理想」と今の映像とのズレが大きくなった。
3期が評価されるには、過去をなぞるんじゃなく、“今の面白さ”をどう届けるか。そこが問われてるってわけだ。
この考察を書いたのは、アニオタ歴20年以上の陽キャアニメブロガー・issy(いっしー)です。マイナーな名作を見つけて語るのが大好きで、「アニメは人生の教科書」という思いで作品の魅力を発信しています。
よくある質問
- ワンパンマン第3期はいつ放送されたの?
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第3期は2025年10月から放送開始されました。制作は第2期と同じくJ.C.STAFFが担当しています。
- ワンパンマン第1期と第2期の制作会社と放送時期は?
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第1期は2015年10月〜12月にマッドハウスが制作。第2期は2019年4月〜7月にJ.C.STAFFが担当しました。
- 第3期の作画が「ひどい」と言われる理由は?
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アクションに動きが少なく、立体感に欠けることで「紙芝居のよう」と酷評されています。特に静止画の演出が目立ちます。
- サイタマはなぜハゲたの?
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3年間毎日過酷なトレーニングを続けた結果、力を得る代償として全ての髪を失いました。本人もその理由を語っています。
ワンパンマン3期がひどいのまとめ
この記事では、『ワンパンマン』第3期が「ひどい」と言われる理由と、それに対する擁護の声、さらには深層的な背景について詳しく考察しました。
- 第3期の作画・演出・音響に多くの視聴者が違和感を覚えた
- 1期との制作会社の違いがクオリティに影響している
- 冷静なファンからは「1期が神すぎた」との擁護意見も
- 制作現場の厳しい状況やスケジュールの影響も背景にある
- 長期間の空白がファンの記憶と現実にギャップを生んだ
『ワンパンマン』第3期への評価は分かれるものの、背景を知ることで見方も変わってきます。今後の展開に注目しながら、自分なりの視点で楽しんでみてください。



結局、ワンパンマン3期ってどう見ればいいんでしょうか?



第3期には確かに課題がありますが、背景や視点を変えて見ることで違った魅力を感じられるかもしれません。自分なりの視点で楽しむのがポイントです。










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